クリーニングのプロが好んで使う”二層式洗濯機”と洗濯機の種類と特徴。
最近は、おしゃれなコインランドリーが激増し、一人暮らし用の物件には洗濯機置き場がない所も増えているようですが、ほとんどの家庭には洗濯機があり、その種類は様々です。
家庭用洗濯機の種類
国産はもちろんですが、近年は海外製の見た目がおしゃれなものや、安価のものなど選択肢が増えています。
家庭用の洗濯機には大きく分けて3種類あります。
ドラム式
手前に取り出し口が付いているドラム式洗濯機は、一昔前までは高価格でしたが、最近ではほとんどのメーカーが製造しているようで、家電量販店でも多く見かけるようになり、今では使用されている家庭も多いと思います。
縦型式
洗濯機上部に取り出し口が付いた縦型式洗濯機は、ドラム式が流行る前に主流だった形で、今でも多くの家庭で使用されています。
二層式
洗濯槽は、縦型式と同じ形状ですが、脱水槽が洗濯槽と分離していてる二層式洗濯機は、今ではあまり見かけなくなり生産量も少なくレアな形です。
では形によってどのような違いがあるのでしょうか。
洗濯機別の洗い方の特徴
ドラム式
洗濯機の中の回転ドラムで洗濯物を上下に動かし、その上下運動で洗濯物を叩きつけて汚れを落とす。
縦型式
洗濯機の底についている回転板で水流を左右に回転させて、洗濯物をその回転水流の揉み作用で汚れを落とす。(二層式同様)
二層式
洗濯機の底についている回転板で水流を左右に回転させて、洗濯物をその回転水流の揉み作用で汚れを落とす。(縦型同様)
形によって洗濯機の動き方が異なり、それにより汚れ落ちの強弱があります。
ドラム式は、回転ドラムの上下運動により洗濯物を叩きつけるため縦型・二層式に比べて汚れを落とす力は強いですが、逆に洗濯物のダメージは縦型・二層式に比べ大きくなります。
縦型・二層式は洗濯槽の底についている回転板が左右に回転し、その水流の力で汚れを落とすため、ドラム式に比べて汚れを落とす力は弱くなりますが、洗濯物には優しい洗い方になります。
乾燥機能
乾燥機能有り | ドラム式・縦型式 |
乾燥機能無し | 二層式 |
ドラム式や縦型式には、乾燥機能を備えた洗濯機もあり、洗濯から乾燥までを一台で完結してくれます。
二層式はそもそも洗濯槽と脱水槽が分離してありますので、乾燥機能を備えておりません。
乾燥機のメリット
洗濯物は洗濯後、脱水して干しますが、干す時にどうしても脱水シワがついてしまうので、干す前にパンパンと洗濯物を叩いて脱水シワを伸ばしながら干していると思います。
乾燥機には、シワを伸ばす効果と、乾燥機の熱による雑菌への殺菌効果もあります。
乾燥機のデメリット
乾燥機にはたくさんのメリットがあり、とても便利ですが注意しないといけないポイントがあります。
衣類は、品物によりますが乾燥機の熱で急激に乾燥させると縮みや型崩れするものがあります。
お気に入りのセーターが、無惨な姿で乾燥機から出てきた経験をした方も少なくないのでは、、、
これは意外にクリーニング屋さんでも多い事故です、、、
乾燥機を使わずに自然に乾かす場合は、品物にもよりますが、こう言った事故はほとんど起こりません。