クリーニング屋さんが教える酸っぱい”酸性”の特徴と使い方。
酸っぱいと感じる食べ物の多くは酸性です。その酸性の特徴と使い方をクリーニング屋さんが解説していきます。
酸性
酸としての性質を示すこと。金属酸化物と反応して塩と水をつくる性質を示すこと。水溶液中では水素イオン指数pHが7より小さい性質。青色リトマスを赤変させる。
酸性の特徴
酸性は鉄などの金属を溶かす性質があり、水溶液は触るとちくちくした感じがして、酸っぱく感じられるものが多いのも特徴です。
酸性はアルカリ性と反対の性質があるため、アルカリ性であるマグネシウムやカルシウムなどの金属イオンを含むシンクやお風呂場の水垢などの除去に効果的です。尿には同じように金属成分が含まれているため、トイレ用の洗剤は酸性成分が使われています。
赤ワイン・コーヒー・紅茶・お茶などに含まれる、ポリフェノールであるカテキンやタンニンなどの着色は酸性の洗剤を使う事で分解してくれます。
綿や麻などの植物繊維は、酸性の薬品に弱い性質があります。
身近な酸性の薬品
クエン酸・ 塩酸(サンポール)などがあります。
酸性はphという単位で0〜6の数字で表され、数字が小さくなるほど酸性が高くなります。
0〜3強酸性・4〜6弱酸性・7中性・8〜10弱アルカリ性・11〜14強アルカリ性となります。
塩酸9.5%サンポール(ph1)・クエン酸(ph2〜3)
使い方
まとめ
酸性の使い方は、
1、アルカリ性であるマグネシウムやカルシウムなどの金属イオンを含む、シンクやお風呂場の水垢。
2、トイレに付いた尿に含まれる金属成分による着色。
3、赤ワイン・コーヒー・紅茶・お茶などに含まれる、ポリフェノールであるカテキンやタンニンなどの着色。
などに効果的だという事です。