phとは?クリーニング屋さんが教える”ph”の意味。
ph(power of Hydrogen ion concentration)
phは、水素イオン濃度の略称であり、溶液中の水素イオンの濃度を指します。読み方は”ペーハー”や”ピーエイチ”です。
phの見方
phは酸性とアルカリ性の濃度や強さを数字で表すためのものです。
簡単に表現すると水素イオンが多い方が酸性、少ない方がアルカリ性となります。
0〜14までの数字の中で表すことが一般的で、0に近い方が酸性で14に近いとアルカリ性になります。
0〜3強酸性・4〜6弱酸性・7中性・8〜10弱アルカリ性・11〜14強アルカリ性
0は濃塩酸などで、14は塩素系漂白剤に使われる水酸化ナトリウムなどがあります。
ちなみに、0以下のマイナスや14以上の物も化学の中では存在するようです。
身近にあるph
食品で例えると、酸っぱいと感じるものは酸性、苦味を感じるものはアルカリ性です。
酸性
サンポール(ph1)・クエン酸(ph2〜3)・お酢(ph2〜4)
特に注意しなければいけないのはトイレ用洗剤のサンポールです。サンポールは強酸性なので使用する際には必ず換気を良くし、手袋をして使用してください。
サンポールとカビ取り洗剤(塩素系漂白剤)は”混ぜるな危険”で有名ですが、絶対に混ぜないでください。
瞬時に塩素ガスが発生し、吸い込むと最悪の場合死に至ります。実際の死亡例もあります。
中性
水(ph7)
アルカリ性
重曹(pH8.2)・セスキソーダ(pH9.8)・過炭酸ナトリウム(pH10.5)・次亜塩素酸ナトリウム(ph12.5~13.5)・水酸化ナトリウム(ph14)
サンポールとカビ取り洗剤(塩素系漂白剤)は”混ぜるな危険”で有名ですが、絶対に混ぜないでください。
瞬時に塩素ガスが発生し、吸い込むと最悪の場合死に至ります。実際の死亡例もあります。
まとめ
市販で売られている薬品は、使い方を間違えると事故につながります。
今はネットなどで色々な情報が飛び交いますので、正しい知識を持ち、容量・用法を守って使用しましょう。