クリーニングのCA。受付のプロ資格”クリーニングアドバイザー”(CA)

CAと言えば、空のキャビンアテンダントですが(正確にはキャビンクルーやフライトアテンダントというらしいですが)、クリーニングのCAと言えば”クリーニングアドバイザー”(CA)です。

クリーニングアドバイザー

1988年に、繊維商品めんてなんす研究会(TeMA)が「繊維製品全般にわたる知識の習得」「アパレル及びその関連業界との交流と知識を深め、情報の交換等協力関係を高める」ことを強化するとともに、お客様からも信頼される接客を目指して設立されました。
ファッション・ライフを楽しむ方々に、安心してクリーニングをご利用いただけるよう、クリーニングに関するご相談やご要望に適切にお応え・提案できるアドバイザーを育成し、普及することを目的としています。

受験資格

クリーニング店に勤務している方やクリーニングに興味がある方など、どなたでも受験できます。

試験内容

筆記試験

(1)接客に関する一般知識 
 ・マナーと業務姿勢について ・一般常識(環境問題・法律)について 
(2)クリーニングに関する知識 
 ・洗浄方法の種類・特性について ・仕上げ・染み抜き方法について 
(3)繊維に関する知識 
 ・繊維素材の種類と特性 ・クリーニングでトラブルになりやすいファッション素材について 
(4)ファッションに関する知識 
 ・商品知識・アイテム・ブランド ・ファッション(流行)について  

ロールプレイング試験

(5)接客ロールプレイング 
 ・接客技能・マナー ・問題発見能力・提案力

※第一次試験の合格有効期限は2年間です。有効期限を過ぎた方は、再度第一次試験からの受験が必要となります。

取得までの流れ

【第一次 筆記試験】

事務管理センターより試験の合否を郵送でお知らせ。
合格された方には第二次ロールプレイング試験の日程を通知。

【第二次 ロールプレイング試験】

事務管理センターより試験の合否と最終合格者には登録のご案内を郵送。
登録が完了すると、クリーニングアドバイザーの認定証が発行されます。

受験料

一次筆記試験から受験の方
   会員企業 ※1 :18,000円 一般:28,000円
二次ロールプレイング試験から受験の方 
   会員企業 ※2 :10,000円 一般:15,000円

※1.会員企業とは:下記のCAコミッティ所属団体に会員となっている企業です。
  日本繊維商品めんてなんす研究会/関西繊維商品めんてなんす研究会/
  愛知県クリーニング協会
※2.一次筆記試験に合格した場合、有効期限2年として一次試験を免除できます。

まとめ

クリーニングアドバイザーを取得されている方は、認定バッジをつけていて、お店には認定証が置かれているところもあります。

クリーニング店は、受付が命と言っても過言ではないので、良いクリーニング店をお探しの方は、選ぶ基準の一つとしてクリーニングアドバイザーがいるお店をおすすめします。