クリーニング屋さんの裏側。取次店・工場併設店・集中工場編。

クリーニング屋さんの裏側である、取次店・工場併設店・集中工場を解説していきます。

クリーニング店の形態

クリーニング業を営む会社は、規模により形態が変わります。

取次店

クリーニング屋さんの取次店は、品物を預かり、仕上がった品物を引き渡す事を目的としたお店のことです。

クリーニング店を営む企業の直営店や、その企業とフランチャイズ契約している取次店の二種類があります。

取次店に立つ従業員は、会社の社員だったりパート・アルバイトなど様々で、接客のレベルも会社や店舗によっても差があります。

パートやアルバイトの中でも、クリーニング師やクリーニングアドバイザー、繊維製品品質管士(TES)などの資格を持つ方もいれば、全く知識のない学生さんなどもいたりします。

工場併設店(ユニット店)

工場併設店は、取次店と工場が一緒になっているものを言います。

これをユニット店と言います。

ユニット店の特徴は、工場が併設していることで、品物の相談を直接工場の専門家に聞けることにあります。

個人店などはユニット型がほとんどで、専門家が直接話を聞いてくれるため、コミュニケーションが取りやすく安心して品物を預けられます。

集中工場

集中工場は、取次店から集められた品物を仕上げる工場です。

中規模から大規模に多く、店舗数が増えるほど集中工場の大きさや工場の数が増えます。

ドライクリーニングの機械、水洗機、乾燥機、Yシャツのプレス機、アイロン台、染み抜き機、ズボンプレス機、ジャケット立体プレス機など様々な機械を使い、仕上げが行われています。

集中工場の特徴は、会社によって様々ですが、従業員にはパート・アルバイトが多く、外国人の方も比較的多く働いています。

ベテランの職人さんもいれば、何も知識のない外国人の素人の方まで幅広い層の方たちが働いています。

まとめ

クリーニング屋さんの形態は、中規模・大規模になるほど、技術や知識の教育、事故やクレームの対策など、管理が難しくなっていきます。

小規模のクリーニング店は、その点では安心感はあるのかと思います。

クリーニング店には、会社ごと、店舗ごと、工場ごとに品質やレベルが異なる場合が多いので、自分に合ったクリーニング店を見つけましょう。