サステナブルとクリーニング。広がるSDGs(持続可能な開発)
コンビニのレジ袋有料化やコーヒーショップのプラスチック製品の廃止など、サステナブル化は日常に入り込み、様々な業種で従来の当たり前にあった環境が見直されています。
サステナブルとは?!
サステナブルとは「持続可能な」と言う意味合いの言葉です。
サステナブルと言う言葉はもともと、1987年、国連が提唱した「Sustainable Development(持続可能な開発)」から広まった言葉です。
2015年9月に国連で採択されたSDGs「Sutainable Development Goals(持続可能な開発目標)国連に加盟する193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標のこと」
このSDGsにより、目標に向けて多くの国や企業が、自然保護・環境問題・CO₂削減など様々な取り組みをしています。
ファッションとサステナブル
特に、ファッション業界は顕著にサステナブル化が進んでいます。
海外のハイブランドのGUCCI・Stella McCartney(ステラマッカートニー)・Levi’s(リーバイス)・Patagonia(パタゴニア)、日本ではGUなど、他にも多くのファッションブランドが取り組みに力を入れています。
取り組みは様々で、動物の毛や革を使用しない、再生繊維の使用、製造や原材料に関わる労働環境を適正化する。
など企業やブランドにより様々です。
クリーニングとサステナブル
クリーニング溶剤
現在石油は、二酸化炭素の排出を抑えるため、水素などが積極的に代替えとして使用されています。
クリーニング業では、ドライクリーニングを行いますが、日本全国で使用されるドライクリーニング溶剤の約9割が石油系の溶剤を使用していると言われています。
ドライクリーニングは、溶剤で洗った後に乾燥機で乾燥させます。
この乾燥過程で二酸化炭素が排出されます。
他にもクリーニング溶剤で使用されていたフロンなどは、オゾン層破壊物質について協議・採択されたモントリオール議定書や京都議定書の環境問題により規制されてきました。
クリーニング資材
クリーニング店では、品物を包装する際に、多くのビニール資材を使用します。
クリーニングでは、運搬時の汚れを防止する目的でビニール包装が使用されていますが、高級クリーニングと言われているようなお店では、過剰なまでに包装がされているところもあります。
最近では、クリーニング店でもエコバックを使用するお店も増えてきているようです。
まとめ
この先、様々な場所でサステナブル化が進んで行く中で、クリーニングと言う職種も多くの改善が必要になっていくと思います。
国や企業もそうですが、個人の意識も時代の流れに少しづつ順応して、次の世代に繋いでいきたいですね。