クリーニング屋さんが教える、湿気を好む衣類害虫の虫食い対策。
ヒメマルカツオブシムシは衣類害虫です。
この衣類害虫は何種類かいるのですが蛾の一種です。
この虫が4〜5月頃に大発生します。
洗濯物を取り込む時や、家の出入りなどから家に侵入し卵を産みつけるのですが、成虫ではなく幼虫がエサとしてタンパク質繊維を好み、洋服についた皮脂汚れや食べこぼしのシミなどを食べて繊維に穴を空けるのです。
気持ち悪いので画像は載せるのやめました。
発生条件
- 気温15〜25度で活発になり30度を超えると鈍くなるようです。
- 湿度が高い環境を好み湿度60%以上は虫にとっては楽園です。
- ウールやカシミヤ、シルクなど動物繊維を好みタンパク質を好んで食べます。動物性繊維以外の繊維でも衣類についた食べこぼしなども食べるのでシミが残っている状態で収納すると危険です。
害虫が発生する最大の条件は湿度が高く通気性の悪い環境です。
つまり衣類を保管するクローゼットやタンス・収納ボックスなどは虫が好む環境になっているのです。
虫食い対策
まずは、湿気がこもる環境を改善することが重要です。
湿気は、衣類にとって天敵ですので、クローゼットは定期的に換気をし、除湿剤を置きこちらも定期的に取り替えましょう。
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防虫剤
虫食いをさせないために防虫剤は必須です。
防虫剤には色々なタイプのものがあり、使う場所に合わせて吊るすタイプやボックス用の置くタイプなどがあります。
また、香り付きや無香タイプのものなど、場所や好みに合わせて使い分けましょう。
防虫剤は基本的に上から下に成分が行き渡るようになっていますので商品ごとによく確認して設置しましょう。
注意:防虫剤の種類によっては合わせて使うと化学反応を起こし衣類が溶けてしまうなど危険ですので注意が必要です。
商品の使用方法をよく確認してから使いましょう。
まとめ
虫食いの場合、薄く広範囲に食べられているのが、ヒメマルカツオブシムシの特徴です。
その他にも、イガという虫はヒメマルカツオブシムシよりは見ませんが、1箇所を集中的に食べるのが特徴なのでわかりやすいです。
衣類害虫は、湿度の高い日本の環境には住みやすく、衣類の保管には湿気対策は必須と言っていいでしょう。
逆に湿気対策をしないと、高い確率で衣類トラブルが起きると言うことを肝に銘じましょう。