クリーニング屋さんが教える梅雨の”カビ”対策と応急処置。
湿気の多い梅雨の時期は不快指数が上がりますね。
日本は湿気大国なので、服の天敵である湿気の対策は重要です。
クローゼットのカビ
クリーニングに出した後、クローゼットにしまった洋服が、着ようと思ったらカビが生えてたことありませんか。
クローゼットは湿気が溜まりやすい場所にある事が多く、カビが発生しやすい環境になってる事が多いです。
通気性が悪く、洋服と洋服の間隔も空けず使用していることがほとんどではないでしょうか。
クローゼットのカビ対策
- 除湿剤を置いて湿気を取りましょう。100均に売っているものでも定期的に替えれば十分問題ありません。
- 定期的に洋服を入れ替えて換気をしましょう。
- クリーニングのビニール包装は即捨てましょう。他にもビニール関係は湿気を閉じ込めますのでやめましょう。
クローゼットは洋服や物の間隔を空けることが望ましいですがスペース的に難しいことが多いです。
ダウンのように幅をとるような物は、圧縮袋を使って保管するのも良いでしょう。
クローゼットは通気性が悪いのでカビ対策には除湿と換気が命です。
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発生してしまったカビ
発生してしまったカビは洗濯して落ちる場合もありますが、水で洗えないようなデリケートな品物はクリーニング店でドライクリーニングしてもらいましょう。
しかし、水でもドライクリーニングでも取れないことがあるのがカビの厄介なところです。
カビは、表面上に粉のように乗っかって発生しているだけなら良いのですが、繊維の奥深くに根を生やして繁殖したカビは、洋服の染色を壊し色抜けをさせ、繊維を傷めたり、シミになり残ったりします。
そうなってしまった洋服や革の製品などは、腕の良いプロのクリーニング屋さんでも手を焼きます。
カビの応急処置
発生したカビを見つけてしまったら、まずはマスクをしましょう。
カビの胞子はアレルギーや鼻炎、気管支炎など人体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
- 洗濯できるものは何もせずそのまま洗いましょう。
- 洗濯する際には必ず他の洗濯物とは分けて洗いましょう。
- 革製品の場合はタオルをぬるま湯で濡らし固く絞った状態にして表面を拭きましょう。スエードやヌバックなどの革製品は風合いが変わりますので拭かないでください。
- クローゼット内を水拭きしましょう。まずカビの発生原因であるクローゼット内のカビを取り除きましょう。
まとめ
カビは、目で見えなくなっても繊維の奥に根を生やしている事も多く、表面のカビを取り除いてもまた発生する場合が多いです。
そもそもカビが発生するということは、環境が大きく関わっていると思われるのでカビを発生させにくい環境を作ることが重要です。
カビの発生しやすい革製品には専用のカビ取り剤やカビ防止剤などがあります。
カビ防止剤は、スプレータイプの使いやすい物もありますので、革製品以外にもクローゼットの中やシューズボックスなどに吹き付けるのも効果的です。
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