クリーニングのプロを育てる”クリーニング学校”。

クリーニング業を営む方やクリーニング師を取得するために、”クリーニング”を学ぶ事ができる学校があります。

クリーニング学校

クリーニングのスペシャリストを目指す人材を育成する為に、昭和31年東京都の認可を受けて設立された各種学校です。設立以来、4000名に上る卒業生を輩出しています。

夜間1年制で、授業時間は火曜日から金曜日までの午後6時から午後9時。

4月~6月のクリーニング繁忙期のみ火曜日から木曜日の週3日。

1年間で衣料全般とクリーニングを扱う者としての総合力を身に付けます。

東京クリーニング学校では、クリーニング師免許の資格取得を目指すだけでなく、スペシャリストに必要な資格も得ることもできます。(危険物取扱免許・ボイラー取扱技能講習修了証・有機溶剤作業主任者技能講習修了証)

試験・実技・機械・現場を学ぶ

試験

「衛生法規に関する知識」「公衆衛生に関する知識」「洗たく物の処理に関する知識」の3つの知識を問うペーパーテストに対する学びを行います。

実技

クリーニング試験では、ペーパーテストに加え実技試験が行われます。
試験の採点ポイントになり得るテクニックや知識から、将来のクリーニング事業者として必要な技術力を学べます。

機械

機械メーカー各社の技術者による機械操作のポイントからメンテナンスに至るまで、ドライ機、ランドリー機、仕上げ機、ボイラーなどについて学びます。

現場

校外に出て、現在クリーニング業界で活躍する企業の現場へ出向き、実際の仕事を体感しながら学ぶ事ができます。

授業内容

一般教養

クリーニング技術と実技の中心となる化学をクリーニングの立場から、基礎と歴史、そして衣料品の物性研究の解説を学びます。

衛生法規

クリーニング業の基盤となるクリーニング業法を中心として、ドライ溶剤が係わる環境保全、並びに営業に係わる関係法令などを学びます。

公衆衛生

疾病や将来の人口を予測する衛生統計、コレラやエイズなどの感染症対策、生活習慣病の予防、さらに水や空気などの環境衛生などについて学びます。

経営理論と実際

経営面、顧客面共に環境変化の中にある現在のクリーニング業界の現状にあって「経営学」の理論とツールを手がかりにして、クリーニングの経営を学びます。

ファッションと素材

衣料素材となる繊維の基礎から衣料品の製造、更には消費、メンテナンスに至るまで、クリーニング業者として必要な繊維製品の知識を学びます。

洗浄理論

新しい時代のニーズに応え、地球環境にやさしく社会の衛生面に貢献するクリーニングの基礎知識、そして専門理論と実際面を分かりやすく学びます。

洗浄理論(しみ抜き)

各種のシミ抜きについて、理論と実際面から、シミの判断技術、適切な除去方法、地直しと色掛けの基礎などを学びます。

仕上げ理論

国家資格取得のための実技指導をはじめとして、衣類の基本である立体縫製のデザイン性を重視した復元形成プレスの技術を学びます。

クリーニング機械一般

クリーニング機械各社の技術者による機械操作のポイントからメンテナンスに至るまで、ドライ機、ランドリー機、仕上げ機、ボイラーなどについて学びます。

特別講義

IT化に対応するために必要なコンピューター授業や、最新の情報を得るための外部講師による授業、卒業生による体験談を学びます。

校外授業

大手のクリーニング工場や、繊維製品の試験検査機関などから実際の現場を見て学びます。

まとめ

クリーニンング学校では、クリーニングの基礎知識から実際の作業・現場を学んだ後にクリーニング師免許が取得できるため、学校を経由せずに取得をするより洋服に対する意識が断然高まります。

これからクリーニング業に従事する方には学校をおすすめします。