クリーニング屋さんが教える”羽毛布団や敷布団”の洗濯方法。

羽毛布団や敷布団は、正直洗うのが面倒です。

汗や湿気を吸っていますし、ダニなども気になるので、最低でもしまう前には洗いたいですよね。

洗濯機で洗わない?!

結論から言うと、羽毛布団や敷布団は浴槽で洗います。

理由は二つあります。

一つ目は、羽毛布団は、洗濯機で洗うと破裂する可能性があります。

家庭の洗濯機では、機械力が弱く、羽毛布団が含む空気が抜けきらずに、脱水工程の遠心力で生地が破裂する可能性があります。

二つ目は、羽毛布団や敷布団を洗濯機で洗うと、洗濯機が壊れる可能性があります。

羽毛布団は、洗濯の工程で、空気が抜けきらずにそのまま脱水工程に入ると、洗濯槽が偏り壊れやすくなります。

敷布団は、そもそも家庭用洗濯機には入らないものが多いですし、洗濯・脱水工程で、水を大量に含むため洗濯機に負荷がかかりすぎます。

羽毛布団や敷布団の洗い方

①浴槽に30°ほどのぬるま湯を溜めて、洗剤を溶かし入れます。(洗剤は洗濯の一回分を入れましょう)

②品物を入れて、空気を抜くように3分から5分ほど足で、押し洗いします。

③終わったら栓を抜いて、足で押し込むように脱水してください。

④同じようにぬるま湯を溜めて、足で押し込むように濯いでください。これを3回ほど繰り返してください。

⑤最後に脱水し、水がある程度抜けるまで浴槽に放置し、水が抜けたら、洗濯機で脱水するか外に干しましょう。

羽毛布団は、空気が抜けていれば洗濯機で脱水OKです。

羽毛布団は、脱水後に乾燥機を使うことでふかふかに戻ります。

逆に、自然乾燥させると、中のダウンは完全に広がりきらずに、ぺったんこのままになってしまいますので、コインランドリーの乾燥機を使うことをお勧めします。

敷布団は、洗濯機に入る大きさであれば、ある程度水分が抜けていれば洗濯機で脱水OKです。

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収納

収納はかさばるので、圧縮袋が便利です。

圧縮収納することで、湿気も吸いづらいので、カビやダニなどの発生を抑えてくれます。

使う時は、乾燥機にかけてあげれば元通りふわふわに戻ります。

コインランドリーを使う

コインランドリーは、古い昔ながらの場所ではない限り、業務用の洗濯機や乾燥機が設置されています。

業務用の洗濯機や乾燥機は、大型の寝具を洗ったり乾燥させたりする事ができます。

持って行く手間と、持ち帰る手間がクリアされれば、コインランドリーはメリットが多いです。

メリット1

羽毛布団は、乾燥機にかける事で、中のダウンをふわふわに戻してくれますし、敷布団は業務用の乾燥機を使うことで短時間で乾かせます。

メリット2

業務用の洗濯機と乾燥機の機械力で、ダニなどの害虫を死滅させます。

ダニは人の垢やフケをエサにして繁殖するため、布団には多くのダニがいます。また、ダニやカビは湿気を好みます。ダニの死骸や糞などが溜まると、それがアレルギーの原因になることもあるので、最低でも一年に一回や半年に一回など、定期的にお手入れしましょう。

クリーニング店にお願いする

クリーニング店の宅配サービスを利用する事で、持ち運びの手間が省けます。

また、保管サービスを利用することで、自宅の収納スペースも増えます。

まとめ

羽毛布団や敷布団は、長期間使っていると汗などが蓄積され、目に見えない汚れが蓄積されていきます。

汚れは目には見えづらいですが、清潔を保つためには定期的に洗うことを強くお勧めします。

自宅で洗うのが面倒な方は、コインランドリーで。持ち運びが億劫な方は、宅配クリーニングにお願いする。

コインランドリーも宅配クリーニングも、最低でも一年に一回や半年に一回など、定期的に洗うことで、日割で換算するとそこまでコストもかからないかと思います。

寝具は、毎日肌に触れるものなので、惜しまずメンテナンスしましょう。