クリーニングや洗濯で長持ち。身近な植物繊維の種類と特徴。

天然繊維であるコットンは(綿)はTシャツや肌着などに使われ、身近な繊維として誰もが知る代表的な植物繊維です。

植物繊維の特徴

綿(コットン)

植物繊維の代表的なコットン(綿)は、木綿の種のまわりにあるフワフワした種子毛から採取される繊維です。

コットンは、肌触りが良く吸収力に優れていて、様々な形に加工がしやすい万能な繊維です。

植物繊維は、炭水化物であるセルロースが主成分で、酸性に弱い性質があります。

肌触りが良いため、肌着や下着など身近な衣類に使用されています。

身近なコットンですが、中には高級コットンと言われるような種類もあり、代表的なものに希少性の高いエジプトのGIZAコットン(エジプト綿)や、西インドのカリブ海で育つカリビアンコットンと言われる海島綿(sea island cotton)などがあります。

高級綿は希少性が有り、光沢、肌触りの良さなどが特徴です。

麻(リネン)

麻は、衣類に使用された世界最古の繊維として、古くから使われています。

麻には多くの種類があり、その数は20種類以上あると言われております。

繊維は靭皮(じんぴ)繊維と葉脈(ようみゃく)繊維とに大きく分かれ、靭皮繊維は、葉脈繊維よりも柔らかく、衣類、家庭用品等に利用されています

麻の特徴は、繊維が強靭で張りがあり、吸湿・発散が良いので涼感があります。

麻の涼感は、”シャリ感”と言われる独特の表現がされます。

衣類に使われる珍しい繊維

中には、衣類に使われるには珍しい繊維あります。

ココナッツ、大豆、パイナップル、ハスの葉、竹、和紙を原材料にしている衣類もあります。

植物繊維のデメリット

植物繊維は、シワになりやすく乾きにくいなどのデメリットもあります。

特に麻の衣類は、シワがつきやすく毛羽立ちやすいので、洗濯をするとシワシワになります。

また、麻製品は染色が弱いので太陽光で変色したり、酸素系漂白剤でも脱色する恐れがあります。

まとめ

植物繊維は、馴染みのある身近な繊維ですが、最近では化学繊維が進化して、下着や肌着もポリエステルなどの化学繊維が使用されるケースが増えてきています。

買い物をしていて、良いなと思ったTシャツが、ケアラベルを見てポリエステル50%入ってたりすると、そっと戻したり、、、、

ケアラベルとは、繊維製品になくてはならない内側についている品質表示タグ。 品質表示法の下に適切かつ明確な表示が義務づけられています。

ちなみに私は、洋服を買う前に、必ずケアラベルを確認します。職業病です。