革と皮?!クリーニング店が扱う”天然皮革”の種類と特徴。
革製品は、ファッションアイテムとして多くのものに使われ、カバン・靴・財布・ベルト・ライダースなど身近に存在しています。
革と皮
販売されている革製品は、製品になるまでに”なめし”という工程を経て”皮”から”革”になります。
皮は、そのままで使用するには腐敗しやすく、乾燥すると硬くなってしまうため、製品として使用するために薬剤やオイルなどを用いて繊維を柔らかくし、耐熱や防腐などの加工が施されます。
主に「タンニンなめし」「クロムなめし」「コンビネーションなめし」の3種類があります。
革製品に使われる生き物
革製品に使われるのは主に、動物の皮です。
牛・羊・山羊・鹿・馬・豚・ダチョウなどが多く使われます。
希少性が高く独特な模様をもつエキゾチックレザーと言われている物もあり、ワニ・エイ・トカゲ・ヘビ・サメ・ゾウなどがあります。
中にはウナギの皮を使った製品もあります。
革の特徴
革の特徴は、作られる製品や加工の仕方、使われる部位、使われる皮によって様々で、個体独特の風合いや模様の違いが特徴的です。
革の大きな特徴は、手入れが難しいところです。
革の特性上、染色が弱く太陽光による日焼けや、ガスによる退色を起こしやすいです。
革は、製品にオイルや水分が含まれている為、適正な保管状況でなければ、カビを発生させます。
通常の衣類であれば、しみが付いても大半の製品はしみ抜きできますが、革製品の大半はしみ抜きをすることができません。
革製品は、ある程度のお手入れの知識を持っておかないと、取り返しのつかないトラブルになることが多いです。
まとめ
近年では、動物愛護の観点からハイブランドなど、各アパレルメーカーが革製品の使用を廃止する動きがあり、本革に代わり人工皮革が多く使われるようになりました。
人口皮革も、技術の進歩により本革と遜色ないほどになっています。
革製品は、独特のエイジングを楽しんだり、お手入れ次第で長く使うことができるので、大切に扱ってあげましょう。